AIを英語学習に取り入れて半年。私が行き着いた結論は、AIの最大の価値は「添削」ではなく、自分自身の「弱点の可視化(データ化)」にあるということです。
「プロジェクト機能」で自分だけのデータベースを作る
私はChatGPTの「プロジェクト作成」機能を活用し、TOEIC関連の学習情報をすべてそこに集約しています。過去の模試の正答率、何度も間違える文法パターン、苦手な語彙のリスト……。
数ヶ月にわたって学習ログを蓄積していくと、AIは私の「間違いの傾向」を冷徹なまでに正確に分析し始めます。 「あなたは、この文法パターンでミスが集中しています」「前回の模試に似た、語彙力を問う類題を作成しましょうか?」
自分一人で問題集を解いているだけでは、「なんとなく苦手」で終わってしまいます。しかし、AIというパートナーは、膨大な過去データから「いま叩くべき弱点」をピンポイントで提示してくれるのです。
「わかったつもり」を排除する地道な作業
ビジネスの世界でも、企業の利益を改善するためには、まず現状を正確に把握する「可視化」が欠かせません。英語学習も全く同じです。 自分の学習成果を時系列で追い改善方法を模索することが重要です。TOEIC LRの試験でもパート別の正答率を客観的に眺める必要があります。まず今よりもスコアの取りこぼしを防いで50点UPを目指すのであればPart2,5を確実に基礎固めすることが優先であり、Part7はその後に固めるとか。Readingではpart5・6の時間配分を意識して、その時間内での正答率をいかに上げるかなど。この地道な作業をAIに任せることで、学習のPDCAサイクルは劇的に加速します。
Writingの試験で「自分は論理構成が弱い」と思い込んでいた私が、AIによるデータ分析によって「実は語彙のバリエーション不足がボトルネックだった」と気づかされたように、客観的な視点こそが最短ルートを切り拓くのです。
最後に試験会場へ向かうのは、自分自身
ここまでAIの有用性を語ってきましたが、一つだけ忘れてはならないことがあります。それは、試験会場で解答するのはAIではなく、自分自身であるということです。
AIは弱点を教えてくれますが、その弱点を克服するために口を動かし、ペンを走らせる訓練は、自分自身でやるしかありません。AIという優秀なパートナーがいれば、英語学習が不要になるわけではない。むしろ、AIを使いこなすことで、より本質的な自学自習が求められる時代になったのだと感じています。
50代後半からの挑戦。 AIという強力な追い風を受けながら、私はこれからも「本番でのベストパフォーマンス」を目指し、日々訓練を積み重ねていきます。

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